24日の香港市場は反発か。中国の国務院(内閣に相当)が23日の常務会議で、追加の景気下支え策を決めたことが好感されるだろう。追加策には金融政策、財政政策、産業サプライチェーン安定措置など6分野33項目が盛り込まれた。バイデン米大統領が23日、中国製品に科す制裁関税について「引き下げを検討している」と述べたことも買い材料となりそうだ。
四半期決算や業績見通しを受けた売買は引き続き活発に行わるだろう。きょうはハンセン指数構成銘柄のネットイース(
09999)や、ハンセンテック指数構成銘柄の快手科技(
01024)、キングソフト(
03888)などが2022年1−3月期決算を発表する。
23日のNY株式相場は大幅高。ダウ平均が続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合は4営業日ぶりに反発した。バイデン大統領発言を受けてセンチメントが改善したもよう。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。英金融大手のHSBC(
00005)と中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)が香港終値を上回った半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)とアジア保険会社のAIAグループ(
01299)が下回って終えた。