2024-09-11 |
香港/投資判断/電子・IT |
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美団の格付けを「BBB」に引き上げ、見通しは「ポジティブ」維持=フィッチ
格付け会社のフィッチ・レーティングスは11日、中国の生活関連アプリ運営大手、美団(
03690)の長期発行体デフォルト格付けを「BBB−」から「BBB」に引き上げた。格付け見通しは「ポジティブ」を維持。無担保米ドル建てシニア債、2025年満期の米ドル建て社債(元金7億5000万米ドル)、2030年満期の米ドル建て社債(同12億5000万米ドル)の格付けも「BBB−」から「BBB」に引き上げている。『AAストックス』が11日伝えた。
フィッチは今回の格付けの引き上げについて、美団の事業戦略の遂行の成功や、飲食店・ホテル・旅行予約事業の競争の緩和で収益力が顕著に改善し、強いフリーキャッシュフローを生み出していることを反映させたとしている。
格付け見通しが「ポジティブ」となっているため、美団のパフォーマンスがフィッチの予想と一致した場合、向こう6−12カ月に格付けが「BBB+」に引き上げられる可能性がある。