週明け16日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前週末の米株式相場が大幅に反発した流れを引き継ぎ、始値で心理的節目の20000ポイントを回復した。米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長が12日大引け後のラジオ番組のインタビューで予定通りの利上げが実施できない可能性に言及し、FRBの積極的な金融引き締めへの警戒感が和らいだもよう。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比0.79％高の20056.73 ポイントで推移している。不動産株の上昇が目立ち、碧桂園（02007）、碧桂園服務（06098）、中国海外発展（00688）、龍湖集団（00960）、華潤置地（01109）がそろって大きく買われている。人民銀が15日に住宅ローン金利の下限基準を引き下げると発表したことで、住宅販売の拡大に期待する買いが入った。ネット通販のアリババ集団（09988）とJDドットコム（09618）、カジノ株の銀河娯楽（00027）とサンズ・チャイナ（01928）も高い。半面、銀行株の中国工商銀行（01398）と中国銀行（03988）、中国建設銀行（00939）が下げている。

上海総合指数
　始値：3100.55ポイント
　前日比：16.27ポイント
　騰落率：0.53％

上海B株指数
　始値：292.02ポイント
　前日比：1.49ポイント
　騰落率：0.51％

深セン成分指数
　始値：11251.27ポイント
　前日比：91.48ポイント
　騰落率：0.82％

深センB株指数
　始値：1046.63ポイント
　前日比：2.15ポイント
　騰落率：0.21％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4015.00ポイント
　前日比：26.40ポイント
　騰落率：0.66％

ハンセン指数
　始値：20131.53ポイント
　前日比：232.76ポイント
　騰落率：1.17％

中国企業指数
　始値：6912.61ポイント
　前日比：105.58ポイント
　騰落率：1.55％

レッドチップ指数
　始値：3811.38ポイント
　前日比：54.82ポイント
　騰落率：1.46％