13日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反発。終値は前日比2.68%高の19898.77ポイントだった。中国企業指数は3.22%高の6807.03ポイント。メインボードの売買代金は概算で1166億4000万HKドル。
ハンセン指数は終日プラス圏で堅調に推移した。きょうのアジア取引時間中にダウ平均先物が上昇したことで買い安心感が広がったほか、中国本土市場の上昇も好感された。また、ハンセン指数は前日に終値で3月15日以来ほぼ2カ月ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がり、指数はきょうの高値圏で取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、美団(
03690)やテンセント(
00700)が買われて相場の上げを主導。阿里健康(
00241)や碧桂園服務(
06098)は上昇率が10%を超えた。吉利汽車(
00175)やBYD(
01211)も高い。早ければ今月中にも農村部での自動車購入支援策が発表されるとの報道が材料視された。下落は香港鉄路(
00066)、海底撈国際(
06862)、農夫山泉(
09633)の3銘柄のみだった。
この他では、上海証券取引所「科創板」への上場で最大4億3400万株を発行することを明らかにした華虹半導体(
01347)が10%近く上昇。2022年3月本決算を発表したジョンソン・エレクトリック(
00179)は6.87%高。前引け後に2022年1−3月期決算を発表した日清食品(
01475)は0.20%安だった。