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指数: 15分ディレイ
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11日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。終値は前日比0.75%高の3058.70ポイントだった。深セン成分指数は1.8%高の11109.48ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆780億4400万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくして切り返し、上げ幅を広げた。中国当局の政策支援で恩恵を受けそうなセクターを物色する動きが相場を支えた。事実上のロックダウンが長期化している上海市で新型コロナウイルスの新規感染者の減少傾向が続き、10日は感染経路の分からない市中感染者がゼロだったと伝わり、行動制限の緩和と経済活動の再開への期待もくすぶった。ただ、心理的節目の3100ポイントを超える水準では伸び悩み、同節目付近の売り圧力が意識されると、後場半ば以降は上げ幅を縮小した。 セクター別では、バッテリー、バッテリー素材が全面高。中国人民銀行(中央銀 行)が9日発表した「2022年第3四半期中国金融政策執行報告」で、建築業の省エネルギー化・低炭素化への転換を推進する方針を示したことが引き続き材料視された。風力発電設備、太陽光発電設備も前日に続き一時は全面高の展開だったが、後場に一部で利益確定売りが出た。通信サービス、農業関連、漢方薬が安かった。 A株市場では、医薬品メーカーの上海復星医薬(600196)が一時ストップ高まで買い進まれたが、9%超高で終えた。同社が独ビオンテックからライセンスを得て臨床試験と承認申請、マーケティングなどを展開するmRNAワクチン「復必泰」について、中国での第2相臨床試験が完了したと中国メディアが伝えたことが材料視された。自動車メーカーの重慶長安汽車(000625)、BYD(002594)、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888)、テクノロジー株のTCL科技集団(000100)、立訊精密工業(002475)も大幅高。半面、6日付で通常銘柄から上場廃止リスクの高いST銘柄に転落した蘇寧易購集団(002024)が4営業日連続で5%前後の下げ。不動産関連の華夏幸福基業(600340)、保利発展控股集団(600048)、インフラ大手の中国中鉄(601390)、中国建築(601668)、中国交通建設(601800)が売られた。 上海B株指数は0.67%高の289.51ポイント、深センB株指数は1.24%高の1042.12ポイント。 |
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上海総合指数
引値:3058.70ポイント 前日比:22.86ポイント 騰落率:0.75% 上海B株指数 引値:289.51ポイント 前日比:1.93ポイント 騰落率:0.67% 深セン成分指数 引値:11109.48ポイント 前日比:196.74ポイント 騰落率:1.8% 深センB株指数 引値:1042.12ポイント 前日比:12.77ポイント 騰落率:1.24% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3976.42ポイント 前日比:56.55ポイント 騰落率:1.44% |
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◆香港市場の空売り比率上位20銘柄
空売り比率は売買代金に対する空売り残高の比率 5月11日現地時間午後0時25分時点 銘柄名 空売り残高 空売り比率 空売り比率 ※銘柄名の後に#が付く銘柄の取引通貨単位は人民元 |
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