香港証券取引所が18日に発表した統計によると、香港から中国本土株に投資する「滬股通（上海コネクト・ノースバウンド）」と「深股通（深センコネクト・ノースバウンド）」は、合わせて成約ベースで48億3700万元の買い越しだった。うち上海市場の買越額は30億2500万元、深セン市場は18億1200万元だった。

ハンセン指数
　引値：24327.71ポイント
　前日比：-465.06ポイント
　騰落率：-1.88％

中国企業指数
　引値：8537.97ポイント
　前日比：-173.43ポイント
　騰落率：-1.99％

レッドチップ指数
　引値：4338.24ポイント
　前日比：46.70ポイント
　騰落率：1.09％

　18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日続伸。終値は前日比0.66％高の3490.76ポイントだった。深セン成分指数は0.27％高の13459.68ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8075億5000万元だった。

　上海総合指数は前日のNY市場が大幅下落した流れを引き継いで安く始まった後、前場は前日終値付近でもみ合ったが、後場に入って上げ幅を拡大し、プラス圏で堅調に推移した。終値は1月24日以来、約4週ぶり高値だった。ウクライナ情勢の緊迫化や新型コロナウイルスの感染拡大などが嫌気される半面、「両会」（全国政治協商会議・全国人民代表大会）の開幕を前に政策期待などが買いを支えた。セクター別では、石炭、鉄鋼、セメントがほぼ全面高となったほか、インターネットサービスや不動産開発も買われた。半面、バッテリーや宝飾、化学肥料が売られた。

　A株市場では、重慶市や江西省カン州市などで一部住宅購入者に対する住宅ローンの頭金比率が引き下げられたとの報道を受け、保利発展控股集団（600048）や万科企業（000002）が買われた。紫光（000938）や欧菲光集団（002456）、中国東方航空（600115）などの上昇も目立った。半面、寧波杉杉（600884）や立訊精密工業（002475）が売られた。

　上海B株指数は0.57％高の286.37ポイント、深センB株指数は0.05％安の1155.16ポイント。