週明け7日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら3営業日続伸。終値は前営業日比0.03%高の24579.55イントだった。中国企業指数は0.06%高の8589.53ポイント。メインボードの売買代金は概算で1223億HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いたものの、利益確定売りに押されておおむねマイナス圏で推移。前週末4日に発表された1月の米雇用統計が市場予想を上回る強い内容で、米長期金利が大きく上昇し、売り材料となったもよう。ただ、中国政府による経済対策への期待が強いなか、春節(旧正月)連休明けの中国本土相場の上昇が買い安心感を支え、指数は大引け間際にプラス圏へ切り返して終えた。セクター別では、エネルギーや通信、医療・ヘルスケアが上げ、必需消費財と情報技術が下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、NY原油先物相場の続伸を受けて中国石油メジャーのCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)がそろって買われた。中国通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)とチャイナ・ユニコム(
00762)、豚肉大手の万洲国際(
00288)も高い。半面、米預託株式(ADS)の追加登録を申請したアリババ集団(
09988)が急落。スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)も安い。前週末に大幅高だった華潤ビール(
00291)は反落した。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は0.93%安の5529.51ポイントと3営業日ぶりに反落した。前週末は全面高だったが、きょうは海爾智家(
06690)、BYDエレクトロニック(
00285)、レノボグループ(
00992)などが大幅に下げた。