休場明け7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに大幅反発。終値は前営業日比2.03%高の3429.58ポイントだった。深セン成分指数は0.96%高の13456.65ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8231億3400万元だった。
上海総合指数は寄り付きで心理的節目の3400ポイントを回復し、終日プラス圏で堅調に推移した。休場前に約11カ月ぶり安値を付けていた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。また、景気対策への期待が引き続き買いを支えたほか、休場中のNY市場や香港市場の上昇も好感された。セクター別では、採掘、鉄鋼、石油、石炭などがほぼ全面高となったほか、建設やセメントも買われた。半面、通信、メディア、教育などが売られた。
A株市場では、国家発展改革委員会がインフラ投資を前倒しする方針を示したことを受け、中国交通建設(
601800)や中国鉄建(
601186)などインフラ建設関連が大きく買われた。招商銀行(
600036)や中国建設銀行(
601939)など銀行株も高かった。半面、春節(旧正月)連休中の興行収入が前年に比べ2割超減少したと伝わり、万達電影(
002739)や中国電影(
600977)が大きく売られた。
上海B株指数は0.62%高の282.48ポイント、深センB株指数は0.27%高の1153.60ポイントだった。