週明け7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比0.31%安の24497.05ポイントだった。中国企業指数は0.31%安の8557.42ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で670億3000万HKドル。
ハンセン指数は小動きで始まった後、下げ幅を拡大。前週末のハンセン指数終値は1月24日以来ほぼ2週間ぶりの高値とあって利益確定売りが先行した。4日に発表された1月の米雇用統計が市場予想を上回る強い内容で、米長期金利が大きく上昇したことも売り材料となったもよう。もっとも、春節(旧正月)連休明けの中国本土相場の上昇が投資家心理を支え、下値は堅い。ハンセン指数が100日移動平均線(前引け時点で24455.13ポイント)を割り込むと買い戻しが入り、同水準を守って前場の取引を終えた。
個別では、米預託株式(ADS)の追加登録を申請したアリババ集団(
09988)や、ハイテク株の瑞声科技(
02018)、美団(
03690)、舜宇光学科技(
02382)が安い。前週末に大幅高だった海底撈国際(
06862)と華潤ビール(
00291)も売られた。半面、NY原油先物相場の続伸を受けて石油株のCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)が大幅高。中国通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)とチャイナ・ユニコム(
00762)の上昇も目立つ。