休場明け4日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。終値は前営業日比3.24%高の24573.29ポイントだった。中国企業指数は2.81%高の8584.37ポイント。メインボードの売買代金は概算で1139億HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の24000ポイントを回復した。春節(旧正月)連休の前半にNY市場で中国株が上昇しており、香港市場でもハイテク株を中心に買いが先行。3日のNY株式相場は5日ぶりに反落したものの、きょうのアジア時間にダウ平均先物が上昇して投資家が運用リスクを取りやすくなった。ハンセン指数は後場に上値抵抗線として意識された100日移動平均(大引け時点で24473.37ポイント)を上抜け、終値は連休前の1月24日以来ほぼ2週間ぶりの高値だった。
ハンセン指数構成銘柄では、英イングランド銀行(中央銀行)の追加利上げ発表を受けて金融大手のHSBC(
00005)が大きく買われた。大型株のAIAグループ(
01299)とアリババ集団(
09988)も高い。火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)と電気自動車のBYD(
01211)、電動工具の創科実業(
00669)、スポーツ用品の李寧(
02331)は急上昇した。指数を構成する64銘柄のうち、下落は万洲国際(
00288)と新奥能源(
02688)の2銘柄だった。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は3.05%高の5581.63ポイントと続伸した。構成30銘柄が全て上昇。データセンター中国最大手の万国数拠(
09698)、不動産事業向けソフト開発の明源雲集団(
00909)、中国SaaSプロバイダーの微盟集団(
02013)が急騰した。