春節(旧正月)前日で半日取引となった週明け31日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比1.07%高の23802.26ポイントだった。中国企業指数は1.70%高の8349.95ポイント。メインボードの売買代金は概算で651億3000万HKドル。
ハンセン指数は寄り付き直後に下げに転じたものの、すぐに切り返すとほぼ一本調子で上昇。前週末は終値ベースで7日以来3週間ぶりの安値を付けただけに、割安感が出た銘柄を拾う動きが相場を押し上げた。28日のNY市場で主要株価指数が反発した流れを受け、香港でも運用リスクを取りやすくなった。ただ、ハンセン指数が心理的節目の24000ポイントに迫る水準では売りが出て、大引けにかけて上げ幅を縮小して終えた。セクター別では、情報技術と医療・ヘルスケアが高い半面、エネルギーが軟調だった。
ハンセン指数構成銘柄では、ネット株のJDドットコム(
09618)と美団(
03690)、ネットイース(
09999)、アリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)がそろって買われ、相場全体の上昇をけん引。医薬関連の石薬集団(
01093)と薬明生物技術(
02269)も高い。半面、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)、カジノ運営の銀河娯楽(
00027)、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)が続落した。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は2.35%高の5416.29ポイントと3営業日ぶりに反発した。動画プラットフォームの快手科技(
01024)とビリビリ(
09626)が大幅高。一方、金蝶国際ソフト(
00268)は大幅に続落した。