25日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比1.67%安の24243.61ポイントだった。中国企業指数は1.79%安の8503.35ポイント。メインボードの売買代金は概算で1464億8000万HKドル。
ハンセン指数はほぼ全面安で始まった。米連邦準備理事会(FRB)による早期利上げやウクライナ情勢の緊迫化が警戒され、運用リスクを回避する売りが幅広いセクターで優勢。きょうの中国本土相場や米ダウ平均先物の下落も投資家心理を冷やし、終盤にはハンセン指数が心理的節目の24000ポイントに迫る場面があった。大引けにかけてやや値を戻したものの、終値は19日以来ほぼ1週間ぶりの安値となった。
ハンセン指数構成銘柄では、金融株のAIAグループ(
01299)とHSBC(
00005)、中国平安保険(
02318)が売られ、相場の下落を主導。大型ネット株のアリババ集団(
09988)と美団(
03690)、JDドットコム(
09618)の続落も重荷だった。医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)は急落した。一方、電動工具メーカーの創科実業(
00669)が逆行高。
ハンセンテック指数は構成30銘柄が全て下落。前日比2.65%安の5552.68ポイントと3日続落した。自動車取引サイト運営の汽車之家(
02518)が12.71%安のほか、閲文集団(
00772)、微盟集団(
02013)の下げがきつい。