4日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.29%安の23206.26ポイントだった。中国企業指数は0.46%安の8151.50ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で656億6000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、ほどなくしてマイナス圏に沈むと、軟調に推移して前場の取引を終えた。前日のNY市場が堅調に推移した流れを引き継いで買いが先行したが、中国本土での新型コロナウイルス感染拡大や中国恒大集団(
03333)など不動産セクターを巡る警戒感から中国本土相場が反落したことが相場の重荷となったもよう。中国メディアの財新と英IHSマークイットが発表した2021年12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.9と市場コンセンサス予想の50.0を上回ったが、相場への影響は限定的だった。
個別では、スポーツ用品大手の李寧(
02331)やバイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(
02269)が7%超安。ビール会社中国最大手の華潤ビール(
00291)や太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)、電動工具世界大手の創科実業(
00669)なども下げがきつい。半面、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)が6%超高。本土不動産株の龍湖集団(
00960)や中国海外発展(
00688)、碧桂園(
02007)のほか、2021年12月の新車販売台数が76%増となったBYD(
01211)なども大きく買われた。