連休明け4日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。米6月ISM製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想以上に悪化したことで、米景気の減速を警戒する売りが先行している。前週末の米株式相場は上昇したものの、アジア時間きょうの米ダウ平均先物が下落しており、投資家心理が悪化したもよう。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前営業日比1.21％安の21595.74ポイントで推移している。個別では、都市ガスの新奥能源（02688）、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技（02382）、不動産管理の碧桂園服務（06098）の下げがきつい。取引所運営の香港証券取引所（00388）も売られている。一方、電動工具メーカーの創科実業（00669）が高い。

　週明け4日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。中国政府による景気対策への期待は根強いものの、安徽省などで新型コロナウイルスの感染が増加傾向にあることが嫌気されているもよう。また、ここ最近の上昇を受けて利益確定の売りも相場の重しとなっている。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比0.59％安の3367.76ポイントで推移している。セクター別では、半導体や風力発電設備、太陽光発電設備などが安い。半面、化学肥料や石炭、繊維・アパレルなどが買われている。

上海総合指数
　始値：3381.82ポイント
　前日比：-5.82ポイント
　騰落率：-0.17％

上海B株指数
　始値：307.66ポイント
　前日比：-0.72ポイント
　騰落率：-0.23％

深セン成分指数
　始値：12813.49ポイント
　前日比：-46.87ポイント
　騰落率：-0.36％

深センB株指数
　始値：1201.10ポイント
　前日比：-1.41ポイント
　騰落率：-0.12％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4447.22ポイント
　前日比：-19.50ポイント
　騰落率：-0.44％