24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。終値は前日比0.80%安の3613.07ポイントだった。深セン成分指数は0.21%安の14357.85ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2833億9400万元だった。
上海総合指数は前日の米株高を好感して前場はプラス圏に浮上する場面もあったが、後場はマイナス圏で軟調に推移し、大引けにかけて下げ幅を拡大した。中国当局が地方政府に対し、巨額債務を抱える中国恒大集団(
03333)の破綻に備えるよう指示したと伝わり、警戒感が強まった。また、週末を前に利益確定の売りも相場を重くした。セクター別では、化学肥料や石炭、鉄鋼、化学繊維などがほぼ全面安となるなど、幅広いセクターで売りが優勢だった。前日高かった製紙も利益確定の売りに押された。半面、食品・飲料、酒造が買われた。
A株市場では、安徽コンチセメント(
600585)や国投電力控股(
600886)、宝山鋼鉄(
600019)、江鈴汽車(
000550)などが大きく売られた。半面、国慶節の大型連休を前に中国旅遊集団中免(
601888)や上海国際機場(
600009)が買われた。
上海B株指数は1.43%安の274.74ポイント、深センB株指数は1.20%安の1178.88ポイント。