20日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。指数は2015年8月以来、10年ぶりの高値圏で推移しているとあって、利益確定売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.36％安の3741.46ポイントで推移。セクター別では、電源設備、造船、通信設備、電子部品などが安い。半面、レアメタル、太陽光発電設備、化学繊維などが買われている。

　20日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前日のNY市場でハイテク株が下落した流れを引き継ぎ、売りが先行している。米連邦準備理事会（FRB）が9月に利下げを始めるとの見方は根強いものの、パウエルFRB議長が香港時間22日夜にジャクソンホール会議で行う講演での発言を見極めたい投資家が、積極的な売買を手控えているもよう。

　ハンセン指数は始値で心理的節目の25000ポイントを割り込んだ。日本時間午前10時38分現在、前日比0.69％安の24948.82ポイントで推移している。個別では、前日大引け後に2025年6月中間決算を発表した翰森製薬（03692）が大幅安。ショート動画プラットフォームの快手科技（01024）、自動車販売の中升集団（00881）、医薬品ネット通販の京東健康（06618）も売られている。半面、光学部品の舜宇光学科技（02382）、即席麺大手の康師傅控股（00322）が買われている。

上海総合指数
　始値：3716.68ポイント
　前日比：-10.61ポイント
　騰落率：-0.28％

上海B株指数
　始値：268.71ポイント
　前日比：-0.23ポイント
　騰落率：-0.09％

深セン成分指数
　始値：11749.99ポイント
　前日比：-71.64ポイント
　騰落率：-0.61％

深センB株指数
　始値：1335.08ポイント
　前日比：-0.14ポイント
　騰落率：-0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4208.40ポイント
　前日比：-14.97ポイント
　騰落率：-0.35％