19日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。指数は前日に終値ベースで2015年8月19日以来、10年ぶりの高値を更新した後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなる半面、中国当局による景気対策への期待から買いが広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.36％高の3741.46ポイントで推移している。セクター別では漢方薬や製薬、酒造が買われる半面、貴金属が全面安。ゲームや文化・メディアなども売られている。

　19日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合う展開。前日まで3営業日続落した後とあって、値ごろ感を意識した買いが相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.13％高の25209.82ポイントで推移。個別では、家電大手の美的集団（00300）、医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）、自動車ディーラーの中升集団（00881）、生保大手の中国人寿保険（02628）などが高い。前日に安かった龍湖集団（00960）が反発している。半面、宅配大手の中通快逓（02057）、製薬の石薬集団（01093）、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能（00968）などが売られている。

上海総合指数
　始値：3728.49ポイント
　前日比：0.46ポイント
　騰落率：0.01％

上海B株指数
　始値：269.43ポイント
　前日比：-0.48ポイント
　騰落率：-0.18％

深セン成分指数
　始値：11827.90ポイント
　前日比：-7.67ポイント
　騰落率：-0.06％

深センB株指数
　始値：1334.05ポイント
　前日比：0.87ポイント
　騰落率：0.07％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4241.77ポイント
　前日比：2.36ポイント
　騰落率：0.06％