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7日のNY株式相場は高安まちまち。アップルが国内製造業への投資を1000億米ドル増額し、4年間で6000億米ドルを投資すると発表したことで前日の5.09%高に続いて3.18%高と大幅続伸した一方、新規失業保険申請件数が予想以上に増加したことで景気減速懸念が強まり、NY連銀が発表したインフレ期待が上昇したことでスタグフレーション懸念が意識されたことが重しとなった。
ダウ平均は朝方に305米ドル高まで上昇したが、393米ドル安まで急落し、224.48米ドル安(-0.51%)で終了。S&P500も0.70%高まで上昇後、0.08%安と小幅ながらマイナス圏で終了し、ともに反落した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は1.13%高まで上昇後、0.37%安まで下落したが、0.35%高と2日続伸して終了。7月28日以来、8営業日ぶりに終値の最高値を更新した。 S&P500の11セクターは公益、生活必需品、IT、不動産など6セクターが上昇し、ヘルスケア、金融、エネルギーなど5セクターが下落。ダウ平均採用銘柄はアップル、ベライゾン、コカ・コーラ、メルク、ボーイングなど14銘柄が上昇し、セールスフォース、キャタピラー、ビザ、ウォルト・ディズニー、JPモルガン・チェースなど16銘柄が下落した。 寄り前に発表された新規失業保険申請件数は22万6000件と前週発表分(改定値)の21万9000件から増加し、予想の22万1000件を上回った。前週の7月雇用統計に続いての労働市場の悪化となった。NY連銀の7月消費者調査では、1年先のインフレ期待が3.1%と前回の3.0%から上昇し、5年先インフレ期待は前回の2.6%から2.9%に上昇した。労働市場が鈍化する中、インフレ期待が高まったことでスタグフレーション懸念が意識された。 |
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7日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて堅調。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比0.08%高の120.96米ドルと続伸。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)は0.76%高の87.47米ドルと続伸した。主な中国関連ネット・IT株の7日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):120.96米ドル(+0.08%) ■百度(BIDU):87.47米ドル(+0.76%) ■トリップ・ドットコム(TCOM):62.16米ドル(+0.42%) ■JDドットコム(JD):31.75米ドル(+1.31%) ■ウェイボー(WB):9.72米ドル(-0.31%) ■ネットイース(NTES):130.92米ドル(-0.54%) ■ハロー・グループ(MOMO):8.14米ドル(+0.49%) ■滴滴全球(DIDI):5.74米ドル(+6.69%) ■捜狐(SOHU):15.74米ドル(-1.56%) ■チーター・モバイル(CMCM):4.93米ドル(-1.79%) ■テンセント・ミュージック(TME):21.97米ドル(+0.37%) ■PDDホールディングス(PDD):114.19米ドル(+0.22%) |
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香港証券取引所が7日に発表した統計によると、中国本土から香港株に投資する「港股通」(サウスバウンド・トレーディング)は、成約ベースで6億6100万HKドルの買い越しだった。うち上海経由は33億6300万HKドルの売り越し、深セン経由は40億2400万HKドルの買い越しだった。
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