6日の中国本土株式市場で上海総合指数が小動きで始まった。小安く寄り付いた後、前日終値を挟んでもみ合う展開。指数は前日に心理的節目の3600ポイントを回復し、終値ベースで2022年1月4日以来、約3年7カ月ぶりの高値を更新した後とあって、利益確定売りが出やすい。一方、根強い政策期待が下値を支えている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.1％高の3621.14ポイントで推移。セクター別では、軍需関連、教育、バイオ製品が高い。半面、航空・空港運営が全面安。建設コンサルティング、セメント・建材、物流なども売られている。

　6日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。前日の米株式市場が下落して流れを引き継ぎ、反落して寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の展開となっている。米連邦準備理事会（FRB）が労働市場の減速を背景に9月にも利下げに動くとの期待は続いているものの、米国の関税政策を巡る不透明感が重荷となった。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.03％安の24896.29ポイントで推移。個別では、大型ネット株の美団（03690）が売られ、相場の重荷となっている。新エネルギー車の理想汽車（02015）、宅配大手の中通快逓（02057）も安い。一方、スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック（00285）、石炭大手の中国神華能源（01088）が買われている。

上海総合指数
　始値：3615.81ポイント
　前日比：-1.79ポイント
　騰落率：-0.05％

上海B株指数
　始値：268.33ポイント
　前日比：0.01ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：11091.83ポイント
　前日比：-15.13ポイント
　騰落率：-0.14％

深センB株指数
　始値：1299.64ポイント
　前日比：0.33ポイント
　騰落率：0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4100.43ポイント
　前日比：-3.02ポイント
　騰落率：-0.07％