週明け4日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落スタート。中国の景況感の悪化を懸念する売りが引き続き重し。中国国家統計局とS&Pグローバルが前週後半にそれぞれ発表した7月の中国製造業購買担当者景気指数（PMI）が、ともに市場予想から下振れし、景況感の分かれ目となる50を下回った。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前営業日比0.10％安の3556.27ポイントで推移している。セクター別では、医療サービス、製薬、医薬品販売、医療機器、太陽光発電設備などが安い。半面、貴金属、軍事関連、宝飾品が買われている。

　週明け4日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前週末にかけて米国と中国がそれぞれ発表した経済指標を受け、景気減速を警戒する売りが先行している。7月の米雇用統計で非農業部門雇用者数（NFP）が予想を下回る伸びにとどまったほか、6月分と5月分も大幅に下方修正された。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比0.25％安の24446.15ポイントで推移している。個別では、エネルギー株の中国神華能源（01088）、ペトロチャイナ（00857）、シノペック（00386）、CNOOC（00883）が下落している。前週末に7月の新車販売台数を発表したBYD（01211）も安い。半面、教育サービスの新東方教育科技（09901）、香港電力事業の電能実業（00006）、金鉱大手の紫金鉱業集団（02899）が買われている。

上海総合指数
　始値：3547.16ポイント
　前日比：-12.79ポイント
　騰落率：-0.36％

上海B株指数
　始値：265.18ポイント
　前日比：-0.32ポイント
　騰落率：-0.12％

深セン成分指数
　始値：10932.62ポイント
　前日比：-58.70ポイント
　騰落率：-0.53％

深センB株指数
　始値：1282.81ポイント
　前日比：-1.36ポイント
　騰落率：-0.11％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4037.94ポイント
　前日比：-16.99ポイント
　騰落率：-0.42％