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29日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.33%高の3609.71ポイントだった。深セン成分指数は0.64%高の11289.41ポイントと続伸した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆8031億7000万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、中盤までは前日終値を挟んで一進一退の展開。終盤に上げ幅を広げ、心理的節目の3600ポイントを上抜けた。終値は2022年1月4日以来およそ3年8カ月ぶり高値となった。中国と米国の経済閣僚による貿易協議が前日にストックホルムで始まったことで、両国間の対立緩和に期待する買いが入って相場を押し上げたもよう。セクター別では、医療サービス、鉄鋼、製薬、バイオ製品、半導体が買われた。半面、保険と銀行が全面安のほか、農業・水産業と石油が売られた。 A株市場ではテック株の紫光国芯微電子(002049)、富士康工業互聯網(601138)、用友網絡科技(600588)が大幅高。製鉄の宝山鋼鉄(600019)とアンガン・スチール(000898)、製薬の江蘇恒瑞医薬(600276)、ゲーム・映像制作の完美世界(002624)も買われた。半面、金融株の上海浦東発展銀行(600000)、中国民生銀行(600016)、上海銀行(601229)、中国太平洋保険(601601)、中国人寿保険(601628)がそろって下落した。映画館運営の万達電影(002739)、レーザー加工機器の大族激光科技産業集団(002008)も安い。 上海B株指数は0.27%高の268.68ポイントと反発。深センB株指数は0.33%安の1296.71ポイントと10営業日ぶりに反落した。 |
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上海総合指数
引値:3609.71ポイント 前日比:11.77ポイント 騰落率:0.33% 上海B株指数 引値:268.68ポイント 前日比:0.72ポイント 騰落率:0.27% 深セン成分指数 引値:11289.41ポイント 前日比:71.83ポイント 騰落率:0.64% 深センB株指数 引値:1296.71ポイント 前日比:-4.32ポイント 騰落率:-0.33% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:4152.02ポイント 前日比:16.20ポイント 騰落率:0.39% |
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29日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.95%安の25319.39ポイントだった。中国企業指数は1.18%安の9068.97ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1424億HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付くと、序盤に下げ幅を拡大した。足元の上昇を受けて目先の利益をいったん確定する売りが出た。米中が28−29日にスウェーデンの首都ストックホルムで3度目となる閣僚級協議を行っているほか、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催や、7月の米雇用統計、4−6月期の米国内総生産(GDP)速報値、7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI) の発表などが予定されている。重要イベントが相次ぐなかで様子見気分も広がり、序盤以降はおおむね下落率1%の水準付近でもみ合った。 個別では、スマートフォン大手の小米集団(01810)、宅配便大手の中通快逓(02057)、スマホ部品・受託製造大手のBYDエレクトロニック(00285)が安い。ネット株のネットイース(09999)、百度(09888)、美団(03690)や、香港証券取引所(00388)、大手国有銀行の中国建設銀行(00939)などの下げも目立った。半面、2025年6月中間決算と25年通期売上高見通しの引き上げを発表した医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(02359)が10%超高と急伸。同系列の薬明生物技術(02269)、製薬の石薬集団(01093)、中国生物製薬(01177)なども買いを集めた。 |
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