25日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。米国と中国の貿易協議が進展するとの期待は強いものの、指数は前日まで6営業日続伸し、終値で2022年1月4日以来およそ3年7カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.03％安の3604.81ポイントで推移している。セクター別では、貴金属や建材、石炭などが売られる半面、半導体や電子化学品、銀行などが買われている。

　25日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日は5営業日続伸し、終値ベースで2021年11月16日以来およそ3年8カ月ぶりの高値を付けたとあって、いったん利益を確定する売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時30分現在、前日比0.62％安の25507.29ポイントで推移。個別では、大型ネット株のアリババ集団（09988）、JDドットコム（09618）、テンセント（00700）、保険株のAIAグループ（01299）が売られて相場の重荷となっている。教育サービスの新東方教育科技（09901）、ショート動画の快手科技（01024）も下落。半面、太陽光パネル用ガラスの信義光能（00968）、ボトル入り飲料水大手の農夫山泉（09633）が買われている。

上海総合指数
　始値：3604.45ポイント
　前日比：-1.28ポイント
　騰落率：-0.04％

上海B株指数
　始値：268.46ポイント
　前日比：0.60ポイント
　騰落率：0.22％

深セン成分指数
　始値：11196.20ポイント
　前日比：3.14ポイント
　騰落率：0.03％

深センB株指数
　始値：1283.31ポイント
　前日比：0.67ポイント
　騰落率：0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4145.32ポイント
　前日比：-3.72ポイント
　騰落率：-0.09％