香港証券取引所は17日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　　当日の売買代金：851億2139万HKドル
　　買い代金：433億9493万HKドル
　　売り代金：417億2646万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 小米集団（01810）
　売買代金：3,809百万HKドル
　　買い代金：2,207百万HKドル
　　売り代金：1,601百万HKドル

2 国泰君安国際（01788）
　売買代金：3,754百万HKドル
　　買い代金：1,949百万HKドル
　　売り代金：1,805百万HKドル

3 アリババ集団（09988）
　売買代金：3,426百万HKドル
　　買い代金：1,728百万HKドル
　　売り代金：1,698百万HKドル

4 ポップマート（09992）
　売買代金：2,162百万HKドル
　　買い代金：842百万HKドル
　　売り代金：1,320百万HKドル

5 理想汽車（02015）
　売買代金：1,997百万HKドル
　　買い代金：896百万HKドル
　　売り代金：1,100百万HKドル

6 上海復旦張江バイオ（01349）
　売買代金：1,791百万HKドル
　　買い代金：897百万HKドル
　　売り代金：894百万HKドル

7 中国建設銀行（00939）
　売買代金：1,703百万HKドル
　　買い代金：1,147百万HKドル
　　売り代金：556百万HKドル

8 美団（03690）
　売買代金：1,669百万HKドル
　　買い代金：972百万HKドル
　　売り代金：697百万HKドル

9 中軟国際（00354）
　売買代金：1,511百万HKドル
　　買い代金：795百万HKドル
　　売り代金：716百万HKドル

10 SMIC（00981）
　売買代金：1,399百万HKドル
　　買い代金：741百万HKドル
　　売り代金：658百万HKドル

　香港証券取引所は17日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：835億7005万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 富士康工業互聯網（601138）
　　売買代金：1,055百万元

2 中国北方稀土（600111）
　　売買代金：1,010百万元

3 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：938百万元

4 中科寒武紀科技（688256）
　　売買代金：876百万元

5 浙江中国小商品城集団（600415）
　　売買代金：805百万元

6 無錫薬明康徳新薬開発（603259）
　　売買代金：778百万元

7 広東生益科技（600183）
　　売買代金：742百万元

8 深セン市景旺電子（603228）
　　売買代金：650百万元

9 海光信息技術（688041）
　　売買代金：631百万元

10 安徽江淮汽車集団（600418）
　　売買代金：591百万元

　18日の香港市場は反発して始まるか。前日の米株式市場で主要株価指数が上昇したことで、投資家が運用リスクをとりやすくなるだろう。半導体受託生産の台湾積体電路製造（TSMC）の決算が市場予想を上回る61％増益となり、17日のNY市場で同社ADR株価は3.38％上昇した。人工知能（AI）投資需要の勢いが確認され、半導体大手のエヌビディアは上場来高値を更新した。香港市場でもハイテク株を中心に買いが優勢になると予想する。

　もっとも、買い一巡後はハンセン指数が伸び悩む展開が想定される。3月19日に付けた年初来高値（24874.39ポイント）が上値のめどとして意識されそうだ。中国の追加金融緩和に対する期待が強いなか、7月の最優遇貸出金利（LPR、ローンプライムレート）の発表を週明け21日に控え、次第に様子見気分が広がる可能性もある。

　17日のNY株式相場はダウ平均とS&P500が続伸。新規失業保険申請件数や6月小売売上高などの強い経済指標を受けて景気減速懸念が和らいだ。ハイテク株主体のナスダック総合は4日続伸となり、終値は今年10回目の最高値更新を記録した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は国際金融銘柄のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）、大型ネット株のアリババ集団（09988）、JDドットコム（09618）、美団（03690）が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス（00003）が下回って終えた。