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指数: 15分ディレイ
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16日の香港市場は方向感に乏しい相場か。前日の米ハイテク株高を受けた買いが入る半面、米関税政策が米国のインフレ再燃につながりかねず、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに慎重な姿勢を維持するとの観測が重荷になりそうだ。香港ドル安に伴う資金流出も警戒されるだろう。足元の香港ドルはペッグ制で定める変動範囲の下限(1米ドル=7.85HKドル)付近での推移が続く。香港金融管理局(HKMA)は16日早朝の外国為替市場で香港ドル買い介入を実施した。
15日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想におおむね沿う内容だったものの、前月比の上昇率は5月に比べ拡大。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前年同月比2.9%と予想を下回ったが、5月(2.8%)から拡大した。同日のNY債券市場で米長期金利の指標となる米10年債利回りは前日の4.427%から4.485%に上昇。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のフェドウォッチ・ツールでの年内2回(0.50%)の利下げ確率は前日の79%から63%に低下した。 15日のNY株式相場はハイテク株主体のナスダック総合が続伸し、前日に続いて取引時間中と終値の史上最高値を更新した。前日にエヌビディアが中国向け人工知能(AI)半導体「H20」の出荷を再開する計画を発表したことで、米政府による対中輸出規制の緩和がAI関連銘柄の追い風になるとの期待が高まったもよう。一方、ダウ平均とS&P500は反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、ネット株のアリババ集団(09988)と百度(09888)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、国際金融銘柄のHSBC(00005)が下回って引けた。 |
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香港証券取引所が15日に発表した統計によると、中国本土から香港株に投資する「港股通」(サウスバウンド・トレーディング)は、成約ベースで38億2400万HKドルの買い越しだった。うち上海経由は15億9000万HKドルの買い越し、深セン経由は22億3400万HKドルの買い越しだった。
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香港証券取引所は15日、深セン市場との相互株式取引「深港通(深セン・香港ストックコネクト)」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通(深)」(深センコネクト・サウスバウンド)の取引状況は次の通り。
■港股通(深セン→香港) 当日の売買代金:540億7180万HKドル 買い代金:281億5296万HKドル 売り代金:259億1884万HKドル ■当日の売買代金上位10銘柄 1 アリババ集団(09988) 売買代金:4,083百万HKドル 買い代金:2,279百万HKドル 売り代金:1,804百万HKドル 2 テンセント(00700) 売買代金:2,849百万HKドル 買い代金:943百万HKドル 売り代金:1,905百万HKドル 3 美団(03690) 売買代金:2,463百万HKドル 買い代金:1,513百万HKドル 売り代金:950百万HKドル 4 小米集団(01810) 売買代金:1,775百万HKドル 買い代金:683百万HKドル 売り代金:1,092百万HKドル 5 金山雲(03896) 売買代金:1,405百万HKドル 買い代金:745百万HKドル 売り代金:660百万HKドル 6 SMIC(00981) 売買代金:1,332百万HKドル 買い代金:830百万HKドル 売り代金:502百万HKドル 7 国泰君安国際(01788) 売買代金:1,251百万HKドル 買い代金:635百万HKドル 売り代金:616百万HKドル 8 健康之路(02587) 売買代金:800百万HKドル 買い代金:411百万HKドル 売り代金:388百万HKドル 9 快手科技(01024) 売買代金:669百万HKドル 買い代金:409百万HKドル 売り代金:260百万HKドル 10 石薬集団(01093) 売買代金:641百万HKドル 買い代金:409百万HKドル 売り代金:232百万HKドル |
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