15日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日に発表された6月の中国金融統計でマネーサプライM2、融資増加額、社会融資総量がいずれも市場予想を上回ったことを好感。トランプ関税を巡って、米国と貿易相手との交渉次第では税率が下がるとの楽観的な見方も買いを支えている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比1.03％高の24451.54ポイントで推移している。個別では、光学部品メーカーの舜宇光学科技（02382）、電動工具大手の創科実業（00669）、香港銀行株のハンセン銀行（00011）、家電メーカーの海爾智家（06690）などが高い。半面、スポーツ用品の李寧（02331）、本土不動産株の龍湖集団（00960）、宝飾品大手の周大福珠宝（01929）などが売られている。

　15日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。きょう午前に中国国家統計局が4−6月期の国内総生産（GDP）や6月の鉱工業生産などの重要指標を発表するだけに、様子見気分が強い。中国人民銀行（中央銀行）が前日大引け後に発表した6月の金融統計は総じて市場予想より強い内容だった。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.09％高の3522.69ポイントで推移している。セクター別では、レアメタルやゲーム、電子部品、通信機器が買われる半面、宝飾品、電力、石炭、採掘が売られている。

上海総合指数
　始値：3519.81ポイント
　前日比：0.16ポイント
　騰落率：0.00％

上海B株指数
　始値：261.38ポイント
　前日比：-1.52ポイント
　騰落率：-0.58％

深セン成分指数
　始値：10700.37ポイント
　前日比：15.85ポイント
　騰落率：0.15％

深センB株指数
　始値：1243.41ポイント
　前日比：-2.72ポイント
　騰落率：-0.22％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4023.99ポイント
　前日比：6.32ポイント
　騰落率：0.16％