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27日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.70%安の3424.23ポイントだった。深セン成分指数は0.34%高の10378.55ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆5411億1700万元だった。
上海総合指数は、序盤はプラス圏で推移したが、中盤にマイナス圏に沈むと、徐々に下げ幅を拡大した。米中が貿易協定に署名したことが好感されたほか、中東情勢への警戒感も和らいだものの、最近の上昇を受けて利益確定の売りが広がり、相場の重しとなった。また、国家統計局が発表した2025年5月の工業企業(年間売上高2000万元以上の企業)の税引き前利益が前年同月比9.1%減となり、市場予想から大きく下振れたことも嫌気された。セクター別では、銀行と保険が全面安となったほか、採掘や観光・ホテルも売られた。半面、非鉄金属や電子部品、通信サービスなどが買われた。 A株市場では、招商銀行(600036)や中国銀行(601988)、中国農業銀行(601288)が3%超下げたほか、完美世界(002624)や巨人網絡集団(002558)も売られた。半面、紫金鉱業集団(601899)が4%超上昇。中国アルミ(601600)や立訊精密工業(002475)、晶澳太陽能科技(002459)も高かった。 上海B株指数は0.22%安の258.22ポイント、深センB株指数は0.40%高の1201.75ポイント。 |
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上海総合指数
引値:3424.23ポイント 前日比:-24.22ポイント 騰落率:-0.70% 上海B株指数 引値:258.22ポイント 前日比:-0.58ポイント 騰落率:-0.22% 深セン成分指数 引値:10378.55ポイント 前日比:35.07ポイント 騰落率:0.34% 深センB株指数 引値:1201.75ポイント 前日比:4.78ポイント 騰落率:0.4% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3921.76ポイント 前日比:-24.26ポイント 騰落率:-0.61% |
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27日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続落。前場終値は前日比0.07%安の24309.42ポイントだった。中国企業指数は0.31%安の8776.87ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1624億2000万HKドル。
ハンセン指数は続伸して始まった。前日の米ハイテク株高が地合いの改善につながったほか、貿易問題を巡る米国と中国の関係改善に期待する買いが先行した。ただ、上海株式市場で銀行株と保険株が総じて売られたことで香港市場でも重複上場銘柄の下落が重荷となり、ハンセン指数は前引けにかけて小安くなった。 個別では、銀行株の招商銀行(03968)、中国工商銀行(01398)、中国銀行(03988)、中国建設銀行(00939)、保険株の中国人寿保険(02628)と中国平安保険(02318)がそろって売られた。医薬品開発受託の無錫薬明康徳新薬開発(02359)、香港不動産デベロッパーの恒基兆業地産(00012)、教育サービスの新東方教育科技(09901)、ビール大手のバドワイザーAPAC(01876)は続落した。半面、医薬品ネット通販の阿里健康(00241)が大幅に反発。金鉱大手の紫金鉱業集団(02899)、ニット衣料大手の申洲国際集団(02313)も高い。前日夜にSUVタイプの電気自動車(EV)「小米YU7」を正式発表した小米集団(01810)が大きく買われた。 |
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