25日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。イスラエルとイランの停戦合意が発効したことが好感されている半面、前日に3月19日以来、およそ3カ月ぶりの高値で終えた後とあって、利益確定売りが重荷。中東の緊張緩和でエネルギー資源株や海運株が売られている。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.01％高の3420.95ポイントで推移。セクター別では、証券と造船が全面高となっているほか、金融・投資関連、電源設備などが買われている。半面、採掘、石油、海運・港湾運営、ガスなどが安い。

　25日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。イスラエルとイランの停戦合意が効力を発揮し始め、前日の米株式相場が大幅に続伸した流れを引き継いだ。中東情勢の緊迫化懸念が後退し、幅広いセクターで買いが先行している。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.80％高の24370.11ポイントで推移している。個別では、中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）とJDドットコム（09618）が買われて相場の上昇を主導。教育サービスの新東方教育科技（09901）、香港不動産株の恒隆地産（00101）も高い。一方、石炭大手の中国神華能源（01088）が売られている。

上海総合指数
　始値：3419.09ポイント
　前日比：-1.48ポイント
　騰落率：-0.04％

上海B株指数
　始値：257.32ポイント
　前日比：-0.03ポイント
　騰落率：-0.01％

深セン成分指数
　始値：10240.13ポイント
　前日比：22.50ポイント
　騰落率：0.22％

深センB株指数
　始値：1188.71ポイント
　前日比：2.62ポイント
　騰落率：0.22％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3907.07ポイント
　前日比：3.04ポイント
　騰落率：0.08％