週明け9日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して寄り付いた後、前週末終値付近でもみ合う展開。米中貿易協議の進展に対する期待が相場を支えている。米国と中国はこの日にロンドンで閣僚級貿易協議を開く予定。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.09％高の3388.47ポイントで推移している。セクター別では、バッテリー、航空機製造・宇宙関連、医療サービス、製薬などが高い。半面、貴金属、鉄道・道路、宝飾品、非鉄金属などが売られている。

　週明け9日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。米国と中国がロンドンで同日開く閣僚級貿易協議を控え、関税やレアアース輸出規制を巡る両国の対立が緩和するとの期待から買いが先行している。前週末の米株高も地合いの改善につながった。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前営業日比0.94％高の24019.96ポイントで推移。個別では、大型ネット株の美団（03690）、JDドットコム（09618）、アリババ集団（09988）、保険株のAIAグループ（01299）が買われている。半面、製薬の石薬集団（01093）、自動車メーカーの吉利汽車（00175）が下落。

上海総合指数
　始値：3388.78ポイント
　前日比：3.42ポイント
　騰落率：0.10％

上海B株指数
　始値：255.69ポイント
　前日比：-0.52ポイント
　騰落率：-0.2％

深セン成分指数
　始値：10200.45ポイント
　前日比：16.75ポイント
　騰落率：0.16％

深センB株指数
　始値：1194.18ポイント
　前日比：0.41ポイント
　騰落率：0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3877.80ポイント
　前日比：3.82ポイント
　騰落率：0.1％