香港証券取引所は4日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　　当日の売買代金：652億4235万HKドル
　　買い代金：340億815万HKドル
　　売り代金：312億3420万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 小米集団（01810）
　売買代金：3,444百万HKドル
　　買い代金：1,320百万HKドル
　　売り代金：2,123百万HKドル

2 美団（03690）
　売買代金：2,470百万HKドル
　　買い代金：1,513百万HKドル
　　売り代金：958百万HKドル

3 アリババ集団（09988）
　売買代金：2,371百万HKドル
　　買い代金：1,166百万HKドル
　　売り代金：1,205百万HKドル

4 信達生物製薬（01801）
　売買代金：2,200百万HKドル
　　買い代金：1,248百万HKドル
　　売り代金：952百万HKドル

5 ポップマート（09992）
　売買代金：1,933百万HKドル
　　買い代金：835百万HKドル
　　売り代金：1,098百万HKドル

6 テンセント（00700）
　売買代金：1,796百万HKドル
　　買い代金：559百万HKドル
　　売り代金：1,237百万HKドル

7 中国銀行（03988）
　売買代金：1,476百万HKドル
　　買い代金：737百万HKドル
　　売り代金：739百万HKドル

8 CNOOC（00883）
　売買代金：1,044百万HKドル
　　買い代金：662百万HKドル
　　売り代金：382百万HKドル

9 衆安在線財産保険（06060）
　売買代金：1,040百万HKドル
　　買い代金：504百万HKドル
　　売り代金：536百万HKドル

10 SMIC（00981）
　売買代金：1,015百万HKドル
　　買い代金：603百万HKドル
　　売り代金：413百万HKドル

　香港証券取引所は4日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：630億5704万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 上海農村商業銀行（601825）
　　売買代金：958百万元

2 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：929百万元

3 無錫薬明康徳新薬開発（603259）
　　売買代金：643百万元

4 江蘇恒瑞医薬（600276）
　　売買代金：643百万元

5 中国平安保険（601318）
　　売買代金：599百万元

6 中科寒武紀科技（688256）
　　売買代金：587百万元

7 国電南瑞科技（600406）
　　売買代金：541百万元

8 富士康工業互聯網（601138）
　　売買代金：523百万元

9 招商銀行（600036）
　　売買代金：517百万元

10 興業銀行（601166）
　　売買代金：489百万元

　5日の香港市場はもみ合う展開か。4日に発表された米国の5月ADP民間部門雇用者数は3万7000人増と、下方修正された前月改定値の6万人増から減少し、市場予想の11万人増を下回った。5月ISM非製造業PMIも49.9と予想の52.0を下回り、11カ月ぶりに好不況の分かれ目となる50を下回った。トランプ関税による景気悪化が懸念されている。

　一方、米中協議の進展への期待が引き続き下値を支えるだろう。米ホワイトハウスのレビット大統領報道官は3日、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席と今週後半に協議すると明らかにしている。もっとも、トランプ米大統領は4日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、習近平主席との合意形成は「極めて困難」と投稿。協議が進展するかは依然不透明。また、香港時間の6日夜に米雇用統計の発表も控えており、様子見気分が広がる可能性がある。

　4日のNY市場でダウ平均は5営業日ぶりに反落。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は3日続伸した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は大型ネット株の美団（03690）、アリババ集団（09988）、テンセント（00700）が香港終値を上回った半面、国際金融株のHSBC（00005）が下回って引けた。