23日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。米国の関税政策や貿易交渉の不透明感が根強いものの、前日のNY市場で米長期金利の上昇が一服し、ハイテク株が買われたことで地合いが改善した。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.26％高の23605.63ポイントで推移している。個別では、製薬の中国生物製薬（01177）と石薬集団（01093）、翰森製薬（03692）が大幅高。医薬品ネット通販の阿里健康（00241）と京東健康（06618）も買われている。半面、宝飾品販売の周大福珠宝（01929）、パソコン大手のレノボグループ（00992）が安い。保険株のAIAグループ（01299）も下落。

　23日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。中国当局による追加の景気対策への期待感は強いものの、週末を前に持ち高調整の動きが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.02％安の3379.58ポイントで推移している。セクター別では、貴金属が全面安となっているほか、宝飾や海運・港湾も売られている。半面、製薬や漢方薬、バッテリー素材が買われている。

上海総合指数
　始値：3376.87ポイント
　前日比：-3.32ポイント
　騰落率：-0.10％

上海B株指数
　始値：261.02ポイント
　前日比：0.18ポイント
　騰落率：0.07％

深セン成分指数
　始値：10210.62ポイント
　前日比：-9.00ポイント
　騰落率：-0.09％

深センB株指数
　始値：1199.10ポイント
　前日比：0.00ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3910.37ポイント
　前日比：-3.50ポイント
　騰落率：-0.09％