22日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.55％安の23695.88ポイントだった。中国企業指数は0.48％安の8619.15ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1076億2000万HKドル。

　ハンセン指数はマイナス圏で軟調に推移した。米長期金利の上昇を嫌気して前日のNY市場が下落した流れを引き継いだほか、ハンセン指数は前日に終値で3月24日以来およそ2カ月ぶりの高値を連日で更新した後とあって、利益確定の売りも広がった。

　個別では、1−3月期決算を発表した百度（09888）が3％超下げたほか、阿里健康（00241）や農夫山泉（09633）、バドワイザーAPAC（01876）の下落も目立った。半面、周大福珠宝（01929）や京東健康（06618）が高かった。1−3月期決算を発表した小鵬汽車（09868）は7％超上げた。

ハンセン指数
　引値：23695.88ポイント
　前日比：-131.90ポイント
　騰落率：-0.55％

中国企業指数
　引値：8619.15ポイント
　前日比：-41.79ポイント
　騰落率：-0.48％

レッドチップ指数
　引値：3922.54ポイント
　前日比：-17.67ポイント
　騰落率：-0.45％

　22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら4日続伸。前場終値は前日比0.06ポイント高の3387.63ポイントだった。深セン成分指数は0.28％安の10264.93ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7193億6700万元だった。

　上海総合指数は方向感に乏しい展開。安く寄り付いた後、前日終値を挟んでもみ合った。前日まで3日続伸し、今月14日以来、1週間ぶりの高値で終えた後とあって、利益確定売りが重荷となる半面、中国当局による景気刺激策に対する根強い期待が下値を支えたもよう。

　セクター別では、銀行と保険が全面高となり、指数を押し上げた。電源設備、航空機製造・宇宙関連、自動車も買われた。半面、建設コンサルティングと公共事業が全面安となったほか、バッテリー、農薬、自動車サービスなどが下げた。

　上海B株指数は0.08％安の260.74ポイント、深センB株指数は0.29％安の1196.57ポイントだった。