14日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。指数は3月20日以来、約2カ月ぶりの高値圏で推移しているとあって、利益確定売りが重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.05％安の3373.10ポイントで推移。セクター別では、太陽光発電設備、美容・ケア、電力、繊維・アパレルなどが安い。半面、化学繊維、海運・港湾、通信サービス、半導体などが買われている。

　14日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日の米株式相場がハイテク株を中心に上昇した流れを引き継いだ。13日発表された米4月消費者物価指数（CPI）の伸びが予想を下回ったことで、米利下げ期待が高まり、運用リスクを取りやすくなったもよう。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.91％高の23317.89ポイントで推移している。個別では、前日大引け後に2025年1-3月決算を発表したJDドットコム（09618）と京東健康（06618）が大幅高。海運の東方海外（00316）、豚肉大手の万洲国際（00288）も買われている。半面、通信株のチャイナ・ユニコム（00762）、不動産株のLink REIT（00823）、龍湖集団（00960）が下落。

上海総合指数
　始値：3374.24ポイント
　前日比：-0.63ポイント
　騰落率：-0.02％

上海B株指数
　始値：260.75ポイント
　前日比：-0.02ポイント
　騰落率：-0.01％

深セン成分指数
　始値：10278.91ポイント
　前日比：-9.17ポイント
　騰落率：-0.09％

深センB株指数
　始値：1191.44ポイント
　前日比：-0.66ポイント
　騰落率：-0.06％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3894.84ポイント
　前日比：-1.42ポイント
　騰落率：-0.04％