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　連休明けの香港市場でハンセン指数は米株安の流れを引き継ぎ反落して寄り付いた後、前営業日終値を挟んでもみ合う展開。トランプ米政権と米連邦準備理事会（FRB）の緊張が高まり、米国株、米国債、米ドルがそろって下落する「トリプル安」を再び招いたことが嫌気されている半面、中国政府による内需振興や産業支援の強化への期待が下値を支えている。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前営業日比0.01％高の21397.12ポイントで推移。個別では、製薬会社の石薬集団（01093）、産金大手の紫金鉱業集団（02899）、スマートフォン大手の小米集団（01810）、新興新エネルギー自動車メーカーの理想汽車（02015）などが高い。半面、JDドットコム（09618）と美団が（03690）が大幅安。フードデリバリー事業を巡る2社の競争の激化が懸念されているもよう。教育関連サービス事業者の新東方教育科技（09901）、オンライン旅行大手のトリップ・ドットコム（09961）なども売られている。

　22日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いた直後、上げに転じた。中国政府が打ち出す景気刺激策への期待を支えに続伸している。ただ、心理的節目の3300ポイント付近では上値が重い。

　指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.16％高の3296.55ポイントで推移している。セクター別では、物流、電力、自動車が買われる半面、観光、バッテリー素材、電源設備が売られている。