17日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。小高く寄り付いた後、上げ幅を広げる展開。前日に2％近く下げた後とあって、値ごろ感を意識した買いが先行しているもよう。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.62％高の21186.68ポイントで推移。個別では、金相場の上昇を好感して産金大手の紫金鉱業集団（02899）が高い。アジアを拠点とする生保大手のAIAグループ（01299）や、大型ネット株のテンセント（00700）、ネットイース（09999）などが買われ、指数を押し上げている。宝飾品大手の周大福珠宝（01929）、PC世界大手のレノボグループ（00992）なども上昇。半面、食品関連の中国蒙牛乳業（02319）、万洲国際（00288）、生活関連アプリ運営の美団（03690）、不動産管理サービスの華潤万象生活（01209）などが売られている。

　17日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日の米株安が嫌気されているほか、指数は前日まで7営業日続伸した後とあって、戻り売りが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.14％安の3271.39ポイントで推移している。セクター別では、物流や海運・港湾、観光・ホテルなどが売られる半面、貴金属や電機が全面高。不動産開発や不動産サービスも買われている。

上海総合指数
　始値：3261.72ポイント
　前日比：-14.28ポイント
　騰落率：-0.44％

上海B株指数
　始値：258.75ポイント
　前日比：0.12ポイント
　騰落率：0.05％

深セン成分指数
　始値：9715.29ポイント
　前日比：-59.44ポイント
　騰落率：-0.61％

深センB株指数
　始値：1172.99ポイント
　前日比：-1.74ポイント
　騰落率：-0.15％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3755.09ポイント
　前日比：-17.73ポイント
　騰落率：-0.47％