ハンセン総合指数のサブインデックスである12の業種別指数のうち、15日は上昇が7業種、下落が5業種、変わらずがゼロ業種だった。（　）内は前日比騰落率。

　1　通信：1,723.23（+1.13％)
　2　コングロマリット：1,389.25（+0.98％)
　3　必需消費財：15,215.03（+0.65％)
　4　公共事業：5,233.53（+0.49％)
　5　一般消費財：2,707.62（+0.46％)
　6　エネルギー：9,938.38（+0.42％)
　7　金融：3,700.33（+0.31％)
　8　素材：7,432.02（-0.22％)
　9　情報技術：14,039.65（-0.23％)
　10　工業：952.20（-0.31％)
　11　不動産・建設：1,439.56（-0.39％)
　12　医療・ヘルスケア：8,937.32（-1.15％)

ハンセン指数
　引値：21466.27ポイント
　前日比：48.87ポイント
　騰落率：0.23％

中国企業指数
　引値：7982.88ポイント
　前日比：17.07ポイント
　騰落率：0.21％

レッドチップ指数
　引値：3725.76ポイント
　前日比：0.79ポイント
　騰落率：0.02％

　15日の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日続伸。終値は前日比0.15％高の3267.66ポイントだった。深セン成分指数は0.27％安の9858.10ポイントと6営業日ぶりに反落した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆771億9400万元だった。

　上海総合指数は小安く寄り付き、朝方に下げ幅を拡大。前日まで5連騰した後とあって、戻り売りや持ち高調整の動きが重荷だった。ただ、その後は次第に下値を切り上げ、大引けにかけて上げに転じて取引を終えた。中国政府の内需振興策や産業支援措置から恩恵を受けそうな銘柄が買われ、相場を支えた。セクター別では、銀行が全面高のほか、電池、繊維・アパレル、ゲーム、電力が上昇した。半面、軍需関連や海運・港湾、小売り、不動産サービス、採掘が下落した。

　A株市場では銀行株の上海浦東発展銀行（600000）、中国農業銀行（601288）、交通銀行（601328）、中国工商銀行（601398）、中信銀行（601998）、中国民生銀行（600016）、招商銀行（600036）がそろって買われた。家電大手の海信家電集団（000921）と美的集団（000333）、中国伝統医薬を手掛ける華潤三九医薬（000999）、東阿阿膠（000423）が高い。一方、2024年12月本決算と25年1−3月期決算をこの日発表した万華化学集団（600309）が大きく売られた。百貨店運営の王府井集団（600859）、油圧シリンダーメーカーの江蘇恒立液圧（601100）は続落。免税品店運営の中国旅遊集団中免（601888）、電子機器受託製造サービス（EMS）大手の立訊精密工業（002475）も安い。

　上海B株指数は0.38％高の259.47ポイントと6営業日続伸。深センB株指数は0.15％高の1180.95ポイントと続伸した。