15日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日まで5連騰した後とあって、戻り売りや持ち高調整の動きが先行している。トランプ米政権の関税政策を巡って二転三転する状況が続くなか、投資家は積極的な買いを手控えているもよう。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.33％安の3251.94ポイントで推移。セクター別では貴金属、観光、造船が売られる半面、文化・メディア、ゲーム、電池が買われている。

　15日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。トランプ米大統領がスマートフォンやコンピューター、半導体などを「相互関税」の対象から除外すると発表したことで、トランプ関税への過度な警戒感が和らぎ、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.62％高の21549.55ポイントで推移している。個別では、アリババ集団（09988）やテンセント（00700）が買われて指数を押し上げているほか、BYD（01211）や長江和記実業（00001）の上昇も目立つ。半面、康師傅控股（00322）やSMIC（00981）、理想汽車（02015）などが売られている。

上海総合指数
　始値：3260.69ポイント
　前日比：-2.12ポイント
　騰落率：-0.06％

上海B株指数
　始値：258.39ポイント
　前日比：-0.09ポイント
　騰落率：-0.03％

深セン成分指数
　始値：9886.10ポイント
　前日比：1.80ポイント
　騰落率：0.02％

深センB株指数
　始値：1179.48ポイント
　前日比：0.29ポイント
　騰落率：0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3756.48ポイント
　前日比：-2.66ポイント
　騰落率：-0.07％