4日（金）の香港市場は清明節で休場。取引は7日（月）から再開される。

　3日のNY株式相場は大幅安。前日引け後にトランプ米大統領が広範な国に対して一律10％の「相互関税」を表明し、中国、日本、韓国、EUなどにそれ以上の高率関税を課すと表明したことで、貿易戦争激化や景気後退懸念が強まった。安全資産とされる米国債などが買われた（利回りは低下）一方、株式などリスク資産が幅広く下落した。ダウ平均が1679.39米ドル安（-3.98％）、S&P500が4.84％安とともに2020年6月以来の大幅安を記録し、ナスダック総合は5.97％安と2020年3月以来の急落となった。S&P500の11セクターは生活必需品（+0.69％）を除く10セクターが下落。エネルギーが7.51％安、ITが6.86％安、一般消費財が6.45％安となったほか、資本財、金融、コミュニケーション、素材も4-5％安となった。メガキャップはアップルが9.25％安、アマゾンが8.98％安、メタが8.96％安、エヌビディアが7.81％安となり、テスラも5.47％下落した。このほか、ベスト・バイ、ノルウェー・クルーズ・ライン、ラルフ・ローレン、ユナイテッド・エアラインズ、ナイキが軒並み14-17％安と急落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の21.51ポイントから30.02ポイントに上昇した。

　経済指標は新規失業保険申請件数が21.9万件と予想の22.5万件を下回る強い結果となったものの、3月ISM非製造業PMIは50.8と予想の53.0を下回り、昨年7月以来の水準に悪化。好不況の分かれ目の50に接近した。トランプ関税表明を受けてJPモルガンは米国経済が今年景気後退に陥る確率を60％に引き上げた。

▼BRICS

上海総合指数
　高値：3358.43
　安値：3319.61
　終値：3342.01
　騰落率：-0.24％

香港ハンセン指数
　高値：22998.30
　安値：22638.21
　終値：22849.81
　騰落率：-1.52％

インドSENSEX指数
　高値：76493.74
　安値：75807.55
　終値：76295.36
　騰落率：-0.42％

ブラジル・ボベスパ指数
　高値：132552.11
　安値：130181.74
　終値：130181.74
　騰落率：-0.77％

▼その他アジア

日経平均株価
　高値：35044.73
　安値：34102.00
　終値：34735.93
　騰落率：-2.77％

シンガポールST指数
　高値：3955.04
　安値：3902.98
　終値：3942.23
　騰落率：-0.30％

クアラルンプール総合指数
　高値：1524.41
　安値：1512.32
　終値：1518.91
　騰落率：-0.50％

バンコクSET指数
　高値：1164.29
　安値：1156.39
　終値：1161.81
　騰落率：-0.93％

韓国総合株価指数
　高値：2488.92
　安値：2437.43
　終値：2486.70
　騰落率：-0.76％

台湾加権指数
　※休日のため休場
　
ジャカルタ総合株価指数
　※休日のため休場
　
ベトナムVN指数
　高値：1277.90
　安値：1229.41
　終値：1229.84
　騰落率：-6.68％