25日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に浮上。トランプ米大統領が近く導入予定の関税を巡り、対象となる国や品目を限定すると伝わり、「トランプ関税」を巡る警戒感がやや後退したもよう。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.16％高の3375.38ポイントで推移している。セクター別では、非鉄金属、電源設備、送配電設備、航空・宇宙関連などが高い。半面、造船、漢方薬、観光・ホテルなどが売られている。

　25日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日のNY市場は大幅高となったものの、トランプ米政権の関税政策を巡る不透明感は依然として強く、売りが広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比1.07％安の23650.39ポイントで推移している。個別では、「先旧後新」増資で正味425億HKドルを調達すると発表した小米集団（01810）が大きく下げているほか、美団（03690）やAIAグループ（01299）、アリババ集団（09988）などが売られて指数を押し下げている。半面、翰森製薬（03692）やCNOOC（00883）などが買われている。

上海総合指数
　始値：3370.00ポイント
　前日比：-0.03ポイント
　騰落率：0.00％

上海B株指数
　始値：272.77ポイント
　前日比：-0.01ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：10702.69ポイント
　前日比：7.20ポイント
　騰落率：0.07％

深センB株指数
　始値：1226.15ポイント
　前日比：-0.01ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3937.90ポイント
　前日比：3.05ポイント
　騰落率：0.08％