香港証券取引所は18日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　　当日の売買代金：830億7291万HKドル
　　買い代金：403億4210万HKドル
　　売り代金：427億3081万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 小米集団（01810）
　売買代金：6,638百万HKドル
　　買い代金：3,634百万HKドル
　　売り代金：3,003百万HKドル

2 アリババ集団（09988）
　売買代金：5,897百万HKドル
　　買い代金：2,289百万HKドル
　　売り代金：3,608百万HKドル

3 テンセント（00700）
　売買代金：5,471百万HKドル
　　買い代金：2,509百万HKドル
　　売り代金：2,962百万HKドル

4 SMIC（00981）
　売買代金：3,114百万HKドル
　　買い代金：1,452百万HKドル
　　売り代金：1,662百万HKドル

5 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン（02800）
　売買代金：2,141百万HKドル
　　買い代金：11百万HKドル
　　売り代金：2,130百万HKドル

6 美団（03690）
　売買代金：2,140百万HKドル
　　買い代金：1,165百万HKドル
　　売り代金：975百万HKドル

7 深セン市越疆科技（02432）
　売買代金：1,838百万HKドル
　　買い代金：966百万HKドル
　　売り代金：873百万HKドル

8 理想汽車（02015）
　売買代金：1,819百万HKドル
　　買い代金：845百万HKドル
　　売り代金：974百万HKドル

9 快手科技（01024）
　売買代金：1,505百万HKドル
　　買い代金：886百万HKドル
　　売り代金：618百万HKドル

10 チャイナ・モバイル（00941）
　売買代金：1,478百万HKドル
　　買い代金：971百万HKドル
　　売り代金：508百万HKドル

　香港証券取引所は18日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：859億6618万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：2,166百万元

2 紫金鉱業集団（601899）
　　売買代金：1,424百万元

3 無錫薬明康徳新薬開発（603259）
　　売買代金：1,207百万元

4 招商銀行（600036）
　　売買代金：1,073百万元

5 中国平安保険（601318）
　　売買代金：825百万元

6 中国聯合網絡通信（600050）
　　売買代金：747百万元

7 山西杏花村汾酒廠（600809）
　　売買代金：708百万元

8 中科寒武紀科技（688256）
　　売買代金：686百万元

9 万華化学集団（600309）
　　売買代金：656百万元

10 中国長江電力（600900）
　　売買代金：644百万元

　19日の香港市場は反落して始まるか。前日のハンセン指数は3営業日続伸し、終値が2022年2月17日以来およそ3年1カ月ぶりの高値だっただけに、利益確定売りが出やすい。地政学リスクと米政権の政策を巡る不透明感も相場の重荷となりそうだ。イスラエル軍は18日、パレスチナ自治区ガザへの大規模攻撃を再開した。同日にトランプ米大統領とロシアのプーチン大統領がロシアとウクライナの停戦を巡って電話協議し、エネルギー施設やインフラへの攻撃を30日間停止することで合意したが、全面的な停戦には至らなかった。

　また、19日に米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果公表を控え、香港市場は次第に様子見ムードが広がるだろう。パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長はこれまで利下げを急ぐ必要がないとの考えを繰り返し表明しており、FOMC後の記者会見が注目される。

　一方、決算発表や業績見通しを受けた個別物色が引き続き活発と予想する。きょうはハンセン指数構成銘柄のホンコン・チャイナガス（00003）、電能実業（00006）、テンセント（00700）、長江インフラ（01038）、安踏体育用品（02020）、中国平安保険（02318）が2024年12月本決算を発表する。

　18日のNY株式相場は主要3指数がそろって3日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、大型ネット株のアリババ集団（09988）と美団（03690）、中国4大商業銀行の中国建設銀行（00939）が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC（00005）、スマートフォン大手の小米集団（01810）、新エネルギー車のBYD（01211）が上回って引けた。