週明け17日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。景気刺激策に期待する買いが先行。中国共産党中央委員会と国務院（内閣に相当）が先ごろ、内需振興政策の「行動方案」を実施するよう各地方に通知したと伝わったほか、国務院新聞弁公室が17日午後に記者会見を開き、消費振興に関する状況を説明する予定。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比0.24％高の3427.83ポイントで推移している。セクター別では、造船が全面高。採掘、不動産サービス、セメント・建材なども高い。半面、電機、医療サービス、バッテリー素材、インターネットサービスなどが売られている。

　週明け17日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まり、始値で心理的節目の24000ポイントを回復した。中国共産党中央委員会と国務院（内閣に相当）が内需振興政策の「行動方案」を実施するよう各地方に通知したと伝わり、景気刺激策に期待する買いが先行している。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前営業日比1.40％高の24294.48ポイントで推移している。個別では国際金融銘柄のAIAグループ（01299）とHSBC（00005）が買われ、相場の上昇を主導。ビール大手の華潤ビール（00291）、スポーツ用品の李寧（02331）も高い。半面、前週末に2024年12月本決算を発表した理想汽車（02015）が売られている。電動工具の創科実業（00669）も下落。

上海総合指数
　始値：3430.81ポイント
　前日比：11.25ポイント
　騰落率：0.33％

上海B株指数
　始値：271.36ポイント
　前日比：0.28ポイント
　騰落率：0.1％

深セン成分指数
　始値：11009.57ポイント
　前日比：31.27ポイント
　騰落率：0.28％

深センB株指数
　始値：1231.34ポイント
　前日比：1.34ポイント
　騰落率：0.11％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4020.64ポイント
　前日比：14.08ポイント
　騰落率：0.35％