香港証券取引所は3日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　　当日の売買代金：789億9484万HKドル
　　買い代金：424億9737万HKドル
　　売り代金：364億9747万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 小米集団（01810）
　売買代金：12,100百万HKドル
　　買い代金：5,876百万HKドル
　　売り代金：6,224百万HKドル

2 アリババ集団（09988）
　売買代金：6,563百万HKドル
　　買い代金：4,089百万HKドル
　　売り代金：2,475百万HKドル

3 テンセント（00700）
　売買代金：5,560百万HKドル
　　買い代金：3,275百万HKドル
　　売り代金：2,285百万HKドル

4 SMIC（00981）
　売買代金：5,136百万HKドル
　　買い代金：2,858百万HKドル
　　売り代金：2,278百万HKドル

5 理想汽車（02015）
　売買代金：1,764百万HKドル
　　買い代金：959百万HKドル
　　売り代金：805百万HKドル

6 チャイナ・モバイル（00941）
　売買代金：1,734百万HKドル
　　買い代金：834百万HKドル
　　売り代金：900百万HKドル

7 小鵬汽車（09868）
　売買代金：1,316百万HKドル
　　買い代金：817百万HKドル
　　売り代金：499百万HKドル

8 中興通訊（00763）
　売買代金：1,284百万HKドル
　　買い代金：801百万HKドル
　　売り代金：484百万HKドル

9 美団（03690）
　売買代金：1,160百万HKドル
　　買い代金：620百万HKドル
　　売り代金：540百万HKドル

10 金山雲（03896）
　売買代金：935百万HKドル
　　買い代金：483百万HKドル
　　売り代金：451百万HKドル

　香港証券取引所は3日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：993億1584万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 中科寒武紀科技（688256）
　　売買代金：1,796百万元

2 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：1,465百万元

3 海光信息技術（688041）
　　売買代金：1,430百万元

4 賽輪集団（601058）
　　売買代金：1,241百万元

5 中国長江電力（600900）
　　売買代金：1,180百万元

6 思特威上海電子科技（688213）
　　売買代金：859百万元

7 上海韋爾半導体（603501）
　　売買代金：835百万元

8 中国工商銀行（601398）
　　売買代金：806百万元

9 兆易創新科技集団（603986）
　　売買代金：771百万元

10 招商銀行（600036）
　　売買代金：750百万元

　4日の香港市場は軟調か。「トランプリスク」への懸念が強まりそうだ。トランプ米大統領は3日、4日からメキシコとカナダに25%の関税を課すほか、対中追加関税は10%から20%に引き上げると表明した。また、エヌビディアの先端人工知能（AI）チップが裏口輸出など貿易規制をすり抜けて中国に輸出されていると米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が報道したことを受け、トランプ米政権が半導体の対中輸出規制を強化することが警戒されている。

　中国ではきょうから「両会」がスタートする。4日に全国政治協商会議、5日に全国人民代表大会が開幕する。重要イベントを前に様子見気分が広がる可能性がある。一方、業績や見通しを手掛かりとした物色が続きそうだ。きょうは創科実業（00669）、澳門博彩控股（00880）が決算を発表する予定。

　3日のNYの市場でダウ平均は649米ドル安と1月中旬以来の安値で終えた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も大幅に反落した。エヌビディアは8%あまり下落したほか、テスラやアルファベットの下げが目立った。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、英金融大手のHSBC（00005）が香港終値を上回った半面、大型ネット株のテンセント（00700）、美団（03690）、アリババ集団（09988）が下回って引けた。