26日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。足元で反落していた人工知能（AI）関連の銘柄が上昇し、相場を押し上げている。前日のNY市場でハイテク株主体のナスダック総合が4営業日続落した半面、米長期金利が低下したことから、香港市場でハイテク・グロース株が買われたもよう。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比1.55％高の23391.52ポイントで推移している。個別では、中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）が買われて相場の上昇を主導。同社子会社の阿里健康（00241）、同業のJDドットコム（09618）も買われた。前日大引け後に2024年12月本決算を発表したバドワイザーAPAC（01876）が大幅高。半導体ファウンドリーのSMIC（00981）は反発した。一方、24年12月本決算が26％減益になる見通しを明らかにした石薬集団（01093）が逆行安。

　26日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日まで続落し、1週間ぶりの安値で終えた後とあって、買い戻しが先行している。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.46％高の3361.49ポイントで推移。セクター別では、教育と保険が全面高。太陽光発電設備、不動産サービス、鉄鋼なども買われている。半面、半導体、ソフトウエア開発の一角が軟調。

上海総合指数
　始値：3351.21ポイント
　前日比：5.17ポイント
　騰落率：0.15％

上海B株指数
　始値：259.51ポイント
　前日比：0.29ポイント
　騰落率：0.11％

深セン成分指数
　始値：10870.73ポイント
　前日比：16.23ポイント
　騰落率：0.15％

深センB株指数
　始値：1213.38ポイント
　前日比：-1.15ポイント
　騰落率：-0.09％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3931.84ポイント
　前日比：6.19ポイント
　騰落率：0.16％