11日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.16％安の3316.83ポイントだった。深セン成分指数は0.44％安の10584.15ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆354億8900万元だった。

　上海総合指数は小高く寄り付いた直後、下げに転じた。前日は終値ペースで昨年12月31日以来の高値を連日で更新しただけに、利益確定売りが出た。「トランプ関税」拡大への警戒感も重荷となっている。トランプ米大統領は10日、鉄鋼・アルミニウム製品に対する25％の追加関税を全ての輸入品に適用するための大統領令に署名し、同様の措置を自動車や医薬品、半導体にも適用する考えを示したと伝わった。

　セクター別では、太陽光発電設備、バッテリー素材、空運、不動産開発、医薬品関連が安い。一方、貴金属・宝飾品がほぼ全面高のほか、教育、コンシューマーエレクトロニクスが買われた。

　上海B株指数は0.74％安の265.19ポイント、深センB株指数は0.57％安の1202.73ポイントだった。

上海総合指数
　引値：3316.83ポイント
　前日比：-5.34ポイント
　騰落率：-0.16％

上海B株指数
　引値：265.19ポイント
　前日比：-1.98ポイント
　騰落率：-0.74％

深セン成分指数
　引値：10584.15ポイント
　前日比：-47.10ポイント
　騰落率：-0.44％

深センB株指数
　引値：1202.73ポイント
　前日比：-6.85ポイント
　騰落率：-0.57％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3886.83ポイント
　前日比：-14.23ポイント
　騰落率：-0.36％

■午後0時までの記事一覧：

【香港】BYD、「天神之眼」の全シリーズへの搭載を発表
【香港】東風汽車集団、1月の新車販売台数は48.5％減
【香港】碧桂園、1月の不動産販売額は59％減
【香港】裕元工業、25年1月の純売上高は9％増
【香港】万科企業、深セン市地鉄集団が最大28億元の融資を提供
【香港】中国金茂、1月の不動産販売額は5％増
【香港】テンセント、サウジアラビアに中東初のデータセンター建設へ

【中国】外交部記者会見：DeepSeekについて
【中国】外交部記者会見：対米関税と米中首脳会談について
【中国】中国の国務院、消費振興策を検討
【中国】人民元の11日の基準値は1米ドル＝7.1716元、3日続落
【中国】トランプ米大統領、就任後に中国習国家主席と「すでに話した」
【中国】華潤三九医薬、24年12月本決算速報値は18％増益