6日の香港市場でハンセン指数は前日に米株式相場が続伸した流れを引き継ぎ、反発して始まった。米長期金利の低下を受けた買いが先行している。米サプライマネジメント協会（ISM）が5日発表した1月の非製造業（サービス業）景況感指数が市場予想を下回り、同日のNY債券市場で長期金利の指標となる米10年物国債利回りが一時4.400％と昨年12月18日以来の低水準を付けた。

　指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.40％高の20679.41ポイントで推移している。個別では、テクノロジー株のレノボグループ（00992）、舜宇光学科技（02382）、SMIC（00981）、BYDエレクトロニック（00285）が高い。ボトル入り飲料水大手の農夫山泉（09633）、電動工具の創科実業（00669）も買われている。半面、中国検索サービス大手の百度（09888）、保険大手のAIAグループ（01299）が下落。

　6日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いた後、ほどなくしてプラス圏に浮上。米中貿易摩擦が深刻化するリスクが引き続き意識されているものの、前日まで続落した後とあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが相場を支えているもよう。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.13％高の3233.69ポイントで推移。セクター別では、コンシューマーエレクトロニクス、電機、鉄鋼、光学光電子などが高い。半面、教育、医療サービス、文化・メディアなどが売られている。

上海総合指数
　始値：3226.58ポイント
　前日比：-2.91ポイント
　騰落率：-0.09％

上海B株指数
　始値：262.93ポイント
　前日比：0.03ポイント
　騰落率：0.01％

深セン成分指数
　始値：10142.85ポイント
　前日比：-21.37ポイント
　騰落率：-0.21％

深センB株指数
　始値：1195.66ポイント
　前日比：2.87ポイント
　騰落率：0.24％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3789.61ポイント
　前日比：-5.47ポイント
　騰落率：-0.14％