24日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日の米株高が好感される一方、中国では来週28日から春節（旧正月）の大型連休が始まるとあって、持ち高調整の売りが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.12％安の3226.38ポイントで推移している。セクター別では、保険や銀行、不動産開発などが売られる半面、非鉄金属や自動車部品、半導体などが買われている。

　24日の香港市場でハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、反発して始まった。国際原油価格の下落に伴い米国のインフレ圧力が和らぎ、米連邦準備理事会（FRB）が利下げをしやすくなるとの見方が支えとなっている。トランプ米大統領が23日、世界経済フォーラムの年次総会（ダボス会議）での演説でサウジアラビアなどに原油価格の引き下げを求める考えを明らかにした。「金利が直ちに下がることを要求する」とも述べた。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.44％高の19787.77ポイントで推移している。個別では、大型株のHSBC（00005）と美団（03690）が買われて相場の上昇を主導。豚肉大手の万洲国際（00288）、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム（09961）、半導体ファウンドリーのSMIC（00981）が高い。半面、石油株のCNOOC（00883）、ペトロチャイナ（00857）が下落している。

上海総合指数
　始値：3222.88ポイント
　前日比：-7.28ポイント
　騰落率：-0.23％

上海B株指数
　始値：263.64ポイント
　前日比：0.12ポイント
　騰落率：0.05％

深セン成分指数
　始値：10141.41ポイント
　前日比：-34.76ポイント
　騰落率：-0.34％

深センB株指数
　始値：1191.24ポイント
　前日比：-2.62ポイント
　騰落率：-0.22％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3793.85ポイント
　前日比：-9.89ポイント
　騰落率：-0.26％