14日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日は終値ベースで昨年9月27日以来およそ3カ月半ぶりの安値を連日で更新したとあって、買い直しが先行。人民元安の一服も投資家心理を支えているもよう。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.42％高の3174.11ポイントで推移している。セクター別では、文化・メディア、ソフトウエア開発、インターネットサービスが買われる半面、非鉄金属、貴金属、石炭が売られている。

　14日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。指数は前日まで6営業日続落し、終値で昨年9月23日以来およそ3カ月半ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが優勢となっているもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.30％高の18931.50ポイントで推移している。個別では、美団（03690）やアリババ集団（09988）が買われて指数を押し上げているほか、薬明生物技術（02269）やSMIC（00981）も高い。半面、新東方教育科技（09901）や紫金鉱業集団（02899）、申洲国際集団（02313）などが売られている。

上海総合指数
　始値：3165.16ポイント
　前日比：4.40ポイント
　騰落率：0.14％

上海B株指数
　始値：255.82ポイント
　前日比：0.19ポイント
　騰落率：0.07％

深セン成分指数
　始値：9822.35ポイント
　前日比：26.17ポイント
　騰落率：0.27％

深センB株指数
　始値：1171.81ポイント
　前日比：1.76ポイント
　騰落率：0.15％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3728.56ポイント
　前日比：6.05ポイント
　騰落率：0.16％