24日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。小高く寄り付き、次第に上げ幅を拡大している。指数は前日まで3営業日続落し、終値で11月29日以来約3週間ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がったもよう。

　指数は日本時間午前11時現在、前日比0.58％高の3370.75ポイントで推移している。セクター別では電機や運輸機器、発電関連が買われる半面、小売り、文化・メディア、酒造が売られている。

上海総合指数
　始値：3353.54ポイント
　前日比：2.28ポイント
　騰落率：0.07％

上海B株指数
　始値：261.19ポイント
　前日比：-0.56ポイント
　騰落率：-0.21％

深セン成分指数
　始値：10548.15ポイント
　前日比：10.75ポイント
　騰落率：0.1％

深センB株指数
　始値：1212.55ポイント
　前日比：-0.59ポイント
　騰落率：-0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3934.94ポイント
　前日比：1.37ポイント
　騰落率：0.03％

　24日の香港市場でハンセン指数は続伸スタート。23日に発表された12月の米消費者信頼感指数と11月の耐久財受注がともに予想を下回る弱い結果となったことを受け、来年の米利下げ期待も再び高まり、買いを支えているもよう。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.31％高の19944.39ポイントで推移。個別では、大型ネット株のアリババ集団（09988）、アジアを拠点とする生保大手のAIAグループ（01299）が買われ、指数を押し上げている。海運株の東方海外（00316）、香港地場系銘柄の新鴻基地産（00016）なども高い。半面、電力株の華潤電力控股（00836）、スマホ部品・受託製造大手のBYDエレクトロニック（00285）、オンラインゲーム大手のネットイース（09999）などが下げている。