19日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落スタート。米連邦公開市場委員会（FOMC）で政策金利が市場予想通りに0.25％引き下げられたものの、2025年の利下げ回数の見通しが従来の4回から2回に修正された。これを受けて為替市場で米ドル高・人民元安が進み、中国からの資金流出が警戒されている。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.54％安の3363.84ポイントで推移。セクター別では、貴金属、保険、バッテリー素材、風力発電設備が全面安。半面、通信設備、通信サービス、コンシューマーエレクトロニクスなどが買われている。

　19日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日のNY市場で主要3指数がそろって大幅下落した流れを引き継ぎ、香港市場でも売りが広がっている。注目された米連邦公開市場委員会（FOMC）では、政策金利が市場予想通りに0.25％引き下げられたものの、2025年の利下げ回数の見通しが従来の4回から2回に修正されたことが嫌気されている。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比1.35％安の19595.89ポイントで推移している。個別では、AIAグループ（01299）やアリババ集団（09988）、美団（03690）が売られて指数を押し下げているほか、薬明生物技術（02269）や龍湖集団（00960）の下落も目立つ。金先物相場の下落を受けて紫金鉱業集団（02899）も安い。半面、翰森製薬（03692）が逆行高。

上海総合指数
　始値：3355.90ポイント
　前日比：-26.31ポイント
　騰落率：-0.78％

上海B株指数
　始値：271.05ポイント
　前日比：-0.82ポイント
　騰落率：-0.3％

深セン成分指数
　始値：10483.50ポイント
　前日比：-100.77ポイント
　騰落率：-0.95％

深センB株指数
　始値：1226.34ポイント
　前日比：-0.38ポイント
　騰落率：-0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3911.89ポイント
　前日比：-30.00ポイント
　騰落率：-0.76％