28日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日に心理的節目の3300ポイントを回復した後とあって、利益確定売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比0.17％安の3304.30ポイントで推移。セクター別では、貴金属、銀行、バッテリー素材、石炭などが安い。半面、自動車サービス、商業・百貨店、風力発電設備などが買われている。

上海総合指数
　始値：3308.28ポイント
　前日比：-1.50ポイント
　騰落率：-0.05％

上海B株指数
　始値：275.18ポイント
　前日比：-0.09ポイント
　騰落率：-0.03％

深セン成分指数
　始値：10560.41ポイント
　前日比：-5.69ポイント
　騰落率：-0.05％

深センB株指数
　始値：1205.06ポイント
　前日比：4.10ポイント
　騰落率：0.34％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3904.25ポイント
　前日比：-2.79ポイント
　騰落率：-0.07％

　28日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日は終値ベースで20日以来1週間ぶりの高値を付けたとあって、いったん利益を確定する売りが先行。きょうはハンセン指数先物の取引最終日で、持ち高調整の動きも指数を押し下げたもよう。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.74％安の19457.92ポイントで推移している。個別では、時価総額が大きいAIAグループ（01299）が売られ、相場の重荷となっている。宝飾品販売の周大福珠宝（01929）、オンラインゲームのネットイース（09999）、パソコン大手のレノボグループ（00992）も安い。半面、自動車メーカーの吉利汽車（00175）と理想汽車（02015）、中国ネット通販大手のJDドットコム（09618）が続伸している。