19日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.33％高の19640.74ポイントだった。中国企業指数は0.23％高の7073.40ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で633億3000万HKドル。

　ハンセン指数は高く寄り付いた。米ドル高の一服と米長期金利の低下を好感。指数は前日に7営業日ぶりに反発したものの、依然として9月25日以来の安値圏で推移しているとあって、値ごろ感からの買いが続いた。ただ、上値が重く、ほどなくして指数は上げ幅を縮小し、わずかながら前日終値を割り込む場面もあった。米利下げ観測の後退、米中関係の悪化への警戒感が引き続き重荷となったほか、本土市場で上海総合指数がマイナス圏に沈んだことも地合いを冷やしたもよう。

　個別では、2024年7−9月期決算を発表したトリップ・ドットコム（09961）、産金大手の紫金鉱業集団（02899）、スマホ部品・受託製造のBYDエレクトロニック（00285）、ボトル入りウオーター大手の農夫山泉（09633）などが大幅高。半面、決算発表を終えたスマホ大手の小米集団（01810）が反落。自動車メーカーの吉利汽車（00175）、不動産管理サービスの華潤万象生活（01209）、製薬会社の中国生物製薬（01177）なども売られた。

ハンセン指数
　引値：19640.74ポイント
　前日比：64.13ポイント
　騰落率：0.33％

中国企業指数
　引値：7073.40ポイント
　前日比：16.30ポイント
　騰落率：0.23％

レッドチップ指数
　引値：3624.40ポイント
　前日比：9.92ポイント
　騰落率：0.27％

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